外壁塗装

建物も時間とともに老化し、時には病気にかかることがあります。建築材料によってその病気の発生方法は異なりますが、一般的には表面から始まり、内部に進行していきます。これらの表面を保護する役割を果たしているのが、各種の塗装仕上げです。

ただし、この塗装仕上げ自体も皮膚と同様に老化や病気になることがあり、定期的な再生が必要です。この再生を行う行為が「塗り替え工事」であり、これによって建物を老化や病気から守ります。ただし、この塗り替え工事も人間の治療と同じく、方法やタイミングを誤ると完全な回復が難しくなり、余分な費用がかかることもあります。

したがって、建物を長寿命に保つためには、定期的な健康診断が不可欠です。老化や病気を早期に発見し、適切な治療を行うことが重要です。

塗料の選び方で耐久性が変わりますPaint

  1. 耐候性

    太陽光・雨・熱に強い性質
  2. 低汚染性

    車の排気ガスや浮遊する砂から建物を守る性質
  3. 遮熱性

    太陽光を反射し、表面温度を上げにくくする性質
  4. 退色防止性

    太陽光により体色や変色を起こりにくくする性質

下地補修

鉄筋コンクリート造りのマンションやビルは頑丈な建築物ですが、年月が経つと劣化が進みます。特に、コンクリートはセメント・砂・砂利に水を加えて練り上げたものであり、時間が経過するとひび割れや欠損が発生し、雨水が侵入して内部の鉄筋が錆びて膨張し、それがコンクリートを破壊する可能性があります。

下地の劣化状態を見極めるのは、これまで数々の現場で経験を積んできた熟練の職人ならではの鋭い”勘”です。単に外観だけを美しくするのではなく、大規模修繕を通じて建物全体の寿命を延ばし、資産価値を維持・向上させるために全力でサポートいたします。

足場設営

建物の外壁や高所での作業を、安全かつ効率的に行うために不可欠な工事です。労働安全衛生法では、2m以上の高さでの作業には足場の設置が義務づけられており、職人の作業の安定性や施工品質の向上に直結します。

当社では、外壁塗装や屋根工事、タイル工事など、現場や工事の種類ごとに適した足場のプランを慎重に計画しています。作業者の安全はもちろんのこと、居住者、周辺住民、通行者の皆様の安全にも配慮しています。

大規模修繕工事では、複数の専門工事を同時に進めるため、足場の品質や安全性は全体の工期短縮や作業の確実性、コスト削減において重要な要素となります。大切な資産を守り、「任せてよかった」と感じていただけるよう、各現場に合わせて頑丈で効率的な足場を構築してまいります。

防水工事・シーリング

シーリング材は経年とともにひび割れが発生しやすくなります。通常、シーリング材は外壁などの材料や部品同士の継ぎ目に「ふた」をする役割を果たしており、合成樹脂や合成ゴムのペースト状の材料をコーキングガンなどの機材を使って、あらかじめ設けられたシーリング目地(約10mm)に充填していきます。

シーリング材は機密性を高め、水の侵入を防ぐ役割を担っていますが、雨や風、紫外線などの気象条件の影響で弾力が低下し、ひび割れが生じやすくなります。劣化が進むと表面が著しく風化し、躯体や壁建材との接着が破壊され、役割を果たせなくなります。結果として、目地からの漏水などの被害が発生しやすくなるため、防水の改修と同様に、被害が生じる前に対策が必要です。

タイル張替え

タイル工事は、外壁や床などの表面にタイルを取り付ける工程や、既存のタイルがはがれてしまった箇所の修理作業を含みます。細部にわたり妥協のない施工を心がけ、見た目に美しく耐久性のある仕上がりを実現いたします。

小規模な部分のタイルの張り替えから、広範囲にわたる大規模な張り替えまで、柔軟に対応し、新たに張り替えた部分と周囲のタイルとの調和も慎重に考慮してプランニングいたします。

外壁洗浄

質の高い外壁塗装や防水工事を提供する上で不可欠なのが、洗浄工事です。

大規模修繕工事はもちろんのこと、外壁塗装や防水工事などの部分的な施工においても、施工箇所に付着した汚れやカビ、コケ、埃、塵などを徹底的に取り除くことが肝要です。たとえば、外壁塗装の塗膜は経年劣化によって「白亜化現象」と呼ばれる白い粉が付着しますが、その上から塗装をするだけでは高機能な塗料を使用していても剥がれやすくなり、外観の品質にも悪影響を与える可能性が高まります。同様の理由が防水工事にも適用されるため、お客様の建物をしっかり補修し、資産価値を向上させるために、高圧力の洗浄機や専用の薬品を使用して、汚れの状況に応じた丁寧な洗浄を行います。