専門知識コラム
2020年03月01日

バイオ洗浄剤のひとつ『ケミクリーン』とは?

バイオ洗浄剤のひとつ『ケミクリーン』とは?

外壁の汚れを落とすために用いられるバイオ洗浄剤ですが、その中の一つに『ケミクリーン』というものがあります。通常のバイオ洗浄剤と比べてどのような特徴があるのか、ご存じない方も多くいらっしゃるかと思いますので、特徴やメリットなどご紹介いたします。

ケミクリーンとは

ケミクリーンというのは外装を洗浄することを目的としたバイオ洗浄剤の一種です。通常家やマンションなどの建物の外壁を綺麗にするとなった場合、まずは高圧洗浄機を使った高圧洗浄をすることになります。水をかなりの圧力によって噴射することによってこびりついた汚れを削ぎ落とします。しかし、中にはカビやコケなどの増殖する性質を持つ汚れもありますので、その場合高圧洗浄だけでは綺麗にしきれないことがあるのです。そこで役立つのがバイオ洗浄剤で、カビなどバクテリアの増殖を抑えるだけでなく、外壁の細かい凹凸に入り込んでいる汚れに対しても有効であるのです。

そんなバイオ洗浄剤の一種であるケミクリーンですが、天然の植物エキスをベースにしているので植物性の洗浄剤となります。外壁の汚れの代表格であるカビや排気ガスの油、雨などの水垢に対してとても効果的でしっかりと分解洗浄します。また、汚れを問わないというのも特徴の一つで、どのような汚れに関しても洗浄することが可能という驚異的な力を持っているのです。さらに、分解洗浄をするため、対象となる箇所に塗布したあとはブラスやスポンジなどでこする必要は一切ありません。少しの間放置をしたら水などで洗い流すだけで汚れが一緒に流れていくのですからとても効率的かつ労力も抑えられるでしょう。

ケミクリーン工法の特徴

バイオ洗浄剤ケミクリーンを使った外壁洗浄のことをケミクリーン工法と呼びます。まず工法の特徴としては新築とほぼ同じ状態にまで綺麗にすることが可能という点が挙げられるのではないでしょうか。築年数がかなり経ったマンションなどの外壁にはそう簡単には落とせないような汚れがこびりついています。何年あるいは何十年か毎にある建物修繕のタイミングで、見た目を良くするために塗装をし直すことがよくありますが、塗装前に外壁を綺麗にしなければなりません。いずれにしても外壁の汚れを落とさなければならない状況は訪れるものですので、その際に溜まった汚れを根こそぎ除去するための方法としてまさに適していると言えます。

ただ洗浄するだけでなく殺菌効果もありますので、カビなどのバクテリアが付着あるいは増殖しにくい状態を作り上げることも可能です。さらには、植物エキスが配合されていることによって、人の手や肌に対しても優しいので付着しても安心ですし、外壁周辺によくある芝生や花壇などの植物に対しても極力害のないように配慮がされているのです。公害扱いにもならず、花壇などを事前に養生する必要もありません。一般的には洗浄力が高い洗剤は肌などに対しても刺激が強いことが多いのですが、ケミクリーンならではともいえるこの特徴はとても素晴らしいポイントではないでしょうか。

ケミクリーンのメリット

ケミクリーンを使って洗浄するメリットですが、なんといってもその高い洗浄力ではないでしょうか。外壁は建物を印象づけるいわば顔のような役割を担っています。そんな部分が汚れてしまっていると、建物のイメージはどうしても悪くなってしまうでしょう。高圧洗浄によって綺麗になる程度の汚れであれば問題はありませんが、中には黒ずんでしまっていたり、外壁に浸透するようにしてこびりついてしまったりしているケースも少なくありません。汚れてしまったのならば綺麗にすればいいというだけの話ですが、そう簡単には落とせない汚れもありますので、その場合は上書きするような形で塗装をし直すことになります。

外壁塗装をし直すとなった場合、費用や時間がそれなりに必要です。建物の規模にもよりますが、外壁全体となると塗料の量だけでなく、作業員の人件費や作業するための足場を組むなどの諸々の要素があるためです。しかし、ケミクリーン工法であれば、まず築何十年も経っているような建物の頑固な汚れであっても基本的には綺麗にすることが可能です。汚れている部分にケミクリーンを塗布してしばらく放置し、最後に洗い流すだけですので、足場がなくても最悪ロープで作業ができればそれで済んでしまいます。時間や費用面が抑えられ、それでいて新築同様にまで綺麗に出来るのですからメリットしかないといっても過言ではありません。

ケミクリーンの対象となる汚れや素材

ケミクリーンを使って洗浄することが出来る建物ですが、特に制約はありませんのでマンションを始めアパートやオフィスビル、学校や病院など様々な建物の外壁を対象としています。外壁の汚れを綺麗にしたいとお考えの場合にはどんな建物であってもケミクリーン工法が可能と考えていただいて問題はないでしょう。また、タイルに関しては特に向いていますので、磁器や陶器など様々なタイルの汚れに関しても活用することができます。

汚れに関しても特に指定はないのですが、水垢やカビ、油汚れ、サビには特に効果的です。いずれも外壁についてしまう汚れの代表格とも言えるものとなります。表面だけでなく外壁素材の凹凸の内部にまで浸透してしまっている汚れであっても、塗布したケミクリーンが到達しますのでしっかりと落とすことができるのです。

まとめ

バイオ洗浄剤の『ケミクリーン』は汚れをただ落とすだけでなく、新品同様にまで綺麗にしたいという場合にとてもピッタリです。素材や汚れを問いませんので、外壁を綺麗にしたいという場合にはまずご検討いただくことをおすすめします。環境や人体にも優しいので安心ではないでしょうか。

外壁の洗浄をお考えでしたら、スペシャリストとして責任を持って対応する「アルケミスト」にまずはお気軽にお問い合わせください。