現地チェックから作業完了まで最短1日！外壁洗浄作業の流れを確認

マンションやアパート、オフィスビルなどの外壁補修工事となると、事前に下見をして計画を立て、しっかりと足場を組んで作業という流れになりますので、それなりに時間がかかります。しかし、外壁洗浄は補修ではなく洗浄のみですので、そこまで時間はかかりません。外壁を洗浄する作業はどのような流れで、どの程度の時間がかかるのかまとめてみました。

外壁洗浄の基本

外壁洗浄の流れを確認する前に、まずは外壁洗浄の基本的なやり方についてまとめておきましょう。

基本的には洗い流すのみ

建物の外壁を洗浄する場合、よほどしつこい汚れがない限り、基本的には洗い流すのみということになります。これだけ聞くと非常に簡単な作業と思われがちですが、洗い流すのみというのは理由があります。

建物の外壁には様々なコーティングが施されていたり、塗料が塗りつけられています。デッキブラシのような道具で外壁をこすってしまうと、場合によってはコーティング剤が剥がれたり、塗料が落ちたりしてしまいます。これを避けるために、洗い流すのみとすることが基本となっています。

反対に考えると、洗い流すしかできない場所をキレイにするわけですから、使用する洗剤や洗い流す時の水量などの工夫だけで多くの汚れに対応する必要があり、むしろ素人には難しい作業ということもできます。

洗浄に必要な道具

洗い流すのみであれば長いホースがあれば十分と思われるかもしれませんが、他にもいろいろな道具が必要となります。まずは高圧洗浄機です。より頑固な汚れで高圧の水を当てても問題のない外壁であれば、高圧洗浄機が大きな力を発揮します。

デッキブラシなどで激しくこすることはできないまでも、スポンジでこすって汚れを落とすことはあります。特にカビのようにキッチリと根を絶たないといけないような汚れには、やはりスポンジは必要となります。

排気ダクトのように高所の作業を行うことを考えると、脚立やはしごが必要となり、さらに高所での作業を想定すれば、ゴンドラを用意することも必要となるでしょう。

そして最後に重要なのが、各種洗剤です。様々な外壁の材質や汚れの種類により使い分ける洗剤が非常に重要なアイテムとなります。

専門業者による外壁洗浄の流れ

外壁洗浄の基本を知ったところで、実際に外壁洗浄を依頼した場合の作業の流れを確認しておきましょう。

まずは現状確認と各所へのあいさつ回り

現場に到着した作業員がまず行うのは、現状確認です。どのような素材の外壁で、どのような種類の汚れが目立つのか、建物の外周をくまなくチェックし、どのような順序でどのような作業を行うのか当日の計画を立てます。

そして作業の前には、特に迷惑がかかる可能性のある周辺への挨拶周りが欠かせません。もちろんプロが行う作業ですので、極力周辺への迷惑はかけない作業を心がけます。とはいえ、扱うものが水ですから、何のはずみで迷惑がかかるか分かりません、周辺への挨拶は非常に重要な工程と言っていいでしょう。

外壁洗浄作業開始

オフィスビルやマンション、アパートなどの外壁洗浄を考えると、基本的には「上から下へ」作業を進めます。「水は高きより低きに流れる」のは自明の理。掃除をするなら、基本は高い場所からということになります。

作業内容の基本はやはり洗い流すことです。しかし単純に洗い流すのではなく、外壁の素材や塗装、汚れの種類に合わせて使用する洗剤やその濃度を細かく調整し、外壁にダメージを与えずに手早く汚れを洗い流せるように工夫して作業を行います。この工夫こそが、専門業者に依頼する最大のメリットといえるでしょう。

仕上げ・片付け

最後に気になる部分を仕上げて完了。完了後は作業で使用した用具を片付け、必要であればオーナー様立会いの元、仕上がり具合の報告を行います。この報告では、洗浄では対応しきれない、外壁の補修が必要な個所の報告なども状況に合わせて行いますが、基本的には仕上がり具合を確認していただくことが目的となります。

こうした流れで行われる外壁洗浄の作業は、建物の大きさや外壁の素材などによりますが、最短1日で全作業が完了することもあります。

まとめ